2010年10月16日

ハーバード白熱教室

 ハーバード大学のサンデル?教授の「正義・Justice」ちゅう講義がすごいというので、以前ちらっと見た。
 列車の運転手が前方に2人のひとを線路上に発見。長い運転経験から判断して、急ブレーキは合わない。ふと見ると、もう一本、枝線がある。そちらにハンドル?を切れば事故を何とか避けられる。しかし、見るとその線路上にもう一人の人が蹲っている。警笛をならしても、動く様子はない。真っ直ぐ行けば2人を轢くことになる。が、枝線に方向を変えても結局は1人を轢く。さて、あなたはどうする?とサンデルは何百人の聴衆(生徒)に訊く。
 このジレンマをどうするのか?個人個人を当てて、丁寧に意見を聞く。一般論に始まり、それは民族紛争問題から、差別問題にまで話は広がり、とても興味深かった。
 ただ、残念なことは結論が出なかったことだ。もちろん、簡単に結論が出る問題ではないことはよく分かる。がもし、自分が首相や大統領のような地位にいたら、どちらをとるかを決定しないといけない。戦争するか戦争を避けるか?決定を逃げられない。現実はそう言うものだ。
 もちろん議論は大切なのは分かっている、だが同時に決定し行動しないといけない。
 サンデル氏は「こんな難しい問題を皆で真剣に話し合うことこそ大切だし、この講義の目的もそこにある」と講義を結ぶ。結論はないんかい!と下衆な私などはつい突っ込んでしまう。
 サンデルさん、それはないと思う。どちらに転んでも、人を合理的に納得させる力がないと人の上に立てないし、人をを引っ張っていくことも出来ないと思う。結論のない議論はなぜか後味が悪い。お陰で私は今でも線路問題を考えている。なるようにしかならないでは哲学が泣きまっせ、サンデルはん。 
posted by トミー at 12:48| Comment(0) | 日記